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misanthrope

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misanthrope:人間[交際]嫌いの人(misanthropist)
画像出典:https://www.memecenter.com/fun/1150354/i-hate-everyone
misanthrope n. A misanthrope is a people-hater, a person who dislikes just about everybody(※).




The lack of moral standards and the pervasiveness of corruption in today’s world can make a man a misanthrope. It seems that misanthropes don’t even like themselves. Le Misanthrope is the title of one of the great comedies of Molière (1622-1673), produced in 1666. In Shakespeare’s Timon of Athens (act IV, scene 3), Alcibiades asks Timon, “Is man so hateful to thee...?” and Timon answers, “I am Misanthropos, and hate mankind.” Lord Macaulay (1800-1859) attributed to Lord Byron (1788-1824) “a system of ethics compounded of misanthropy and voluptuousness ... to hate your neighbor and to love your neighbor’s wife.” Misanthropy is what characterizes misanthropes: hatred and distrust of mankind. The adjective is misanthropic. Misanthrope and its related words come from Greek misanthropos, formed from misos (hate) plus anthropós (man).

(※)eerybody→everybodyに変更しました(引用者)

1000 most important words

misanthropeとは人間嫌いの人、ほとんど誰をも嫌う人のことです。今日(こんにち)の道徳基準の欠如と腐敗の浸透は人を厭世家(misanthrope)にしかねません。人間嫌いの人々(misanthropes)は自分のことさえ好きではないようです。「Le Misanthrope(人間ぎらい)」(※1)はモリエール(1622-1673)が1666年に生み出した優れた喜劇のタイトルです。シェイクスピアの「アテネのタイモン」(第4幕第3場)で、アルシバイアディーズはタイモンにこう聞きます。「Is man so hateful to thee...?(人間は汝にとってそんなにも憎いものなのか…?)」タイモンは答えます「I am Misanthropes, and hate mankind.(おれはミザントロポスだ、人間を憎む)」。(※2)マコーレー卿(1800-1859)は「a system of ethics compounded of misanthropy and voluptuousness ... to hate your neighbor and love your neighbor’s wife.(隣人は嫌いだがその妻には惚れるという、人間嫌いと官能的快楽をこじらせた倫理体系)」はバイロン卿(1788-1824)が作ったと考えました。(※3)misanthropyはmisanthropes(人間嫌いの人)を特徴づけるもの:人間嫌いや人間不信のことです。形容詞はmisanthropicです。misanthropeとその関連語はギリシャ語のmisanthroposから来ていて、misanthroposはmisos(hate(憎しみ))+ anthropós (man(人間))から作られています。


just about:(@goo辞書(ランダムハウス英和大辞典))
(1)((話)) まずまず,ほぼ,ほとんど(almost)
例文 “Is the work done?” “Just about.”
「仕事は終わったかね」「だいたいね」.
(2)((強意的)) まさに,全く.

attributeの目的語の語順について
(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12155351237)
「attribute A to B とやろうとしたときに,Aの部分が長かったりするととても分かりにくくなってしまいます。だから,長いAを後回しにして,とりあえず,to Bを先に言ってしまう。それが,attribute to B Aです。」
「たとえば,attribute to schools and teachers most of the ills of contemporary society だと,「現代社会の悪の大部分を学校と教師のせいにする」という感じで使われています。
もちろん,Bがschools and teachers ,Aがmost of the ills of contemporary societyです。」

voluptuous:官能的快楽の[にふける]、享楽的な。官能に訴える、官能的な;(女性が)セクシーな、肉感的な
misanthropy:人間嫌い[不信]
misanthropic:人間嫌いの


(※1)
モリエール『人間ぎらい』感想↓
https://ameblo.jp/classical-literature/entry-11468909863.html
https://kashiyukawaii.com/?p=331
↑絶賛している
ついでにモリエールに詳しい人↓
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1392554.html


(※2)
http://shakespeare.mit.edu/timon/full.html

「アテネのタイモン シェイクスピア全集29 松岡和子訳 筑摩書房」
(p124-125)
ALCIBIADES
What art thou there? speak.
TIMON
A beast, as thou art. The canker gnaw thy heart,
For showing me again the eyes of man!
ALCIBIADES
What is thy name? Is man so hateful to thee,
That art thyself a man?
TIMON
I am Misanthropos, and hate mankind.
For thy part, I do wish thou wert a dog,
That I might love thee something.

アルシバイアディーズ 何者だ、そこにいるのは?言え。
タイモン 獣(けだもの)、お前と同じだ。お前の心臓など潰瘍に食われてしまえ、
俺にまた人間の目をみせた罰だ!
アルシバイアディーズ 名はなんという?人間がそんなに憎いか、
おまえ自身が人間なのに?
タイモン 俺の名はミザントロポス、その名のとおり人間が大嫌いだ。
 お前も犬であればよかった、
 それなら少しは愛してやれるかもしれない。

(※3)
原文はこちら↓
https://books.google.co.jp/books?id=35oiLioJ5KsC&pg=PA351&lpg=PA351&dq=misanthropy&source=bl&ots=9WvMyNuP3G&sig=m5L2GqZIowDwn_Tv3CaOYIg9FRo&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjisuPs_L_YAhVDhrwKHVfkBK8Q6AEIXDAJ#v=onepage&q&f=false
Critical and Historical Essays Contributed to the Edinburgh Review, 第 1 巻
著者: Thomas Babington Macaulay Baron Macaulay

https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3-113221#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
バイロン
Lord Byron
George Gordon Byron
(1788―1824)
イギリス・ロマン派の代表的詩人。ゲーテに「今世紀最大の天才」と賞賛された彼の詩の影響は、全ヨーロッパに及んだ。
 悪名高い近衛(このえ)大尉の放蕩(ほうとう)貴族の子としてロンドンに生まれる。幼時に父を失い、スコットランドのアバディーンで、高慢でむら気な母親の異常な愛情のもとに育てられた。右足首に障害もあり、不幸な幼年期を送ったが、10歳で大伯父から爵位を継ぎ、第6代バイロン男爵6th Baron Byronとして、ノッティンガム州の居館ニューステッド・アベイに移る。ハロー校からケンブリッジ大学に進むが、もっぱら悪友と交わり、スポーツや読書にふけった。1807年、小詩集『懶惰(らんだ)の日々』を発表。『エジンバラ評論』誌の冷評に対し、風刺詩『イングランド詩人とスコットランド批評家』(1809)をもって一矢を報いた。卒業後、世襲貴族として上院に議席を占めるが、無為な青春を紛らわすため、1809~11年に、友人とともにリスボン、セビーリャ、マルタ、アルバニア、アテネなど地中海の諸地を旅行。南欧の自由な明るい風光に激しい創作欲を駆られて、帰国後ただちに、旅に取材した長編物語詩『チャイルド・ハロルドの遍歴』第1、2編(1812)を書いた。異国情調にあふれたこの詩集は、たちまち爆発的に迎えられ「一朝目覚めれば天下の詩人」と自ら日記に書く。この成功に引き続き『邪宗徒』(1813)、『アビュドスの花嫁』(1813)、『海賊』(1814)、『ララ』(1814)、『コリントの包囲』(1816)など、次々と物語詩を発表。近親相姦(そうかん)など、これらの背徳的主題は、キャロライン・ラムや異母姉オーガスタとの醜聞、あるいはまたアナベラ(アン・イザベラ)・ミルバンクとの結婚そして破局という、美貌(びぼう)の青年貴族バイロンの私生活をめぐる数々の悪評と相まって、ようやく世間の指弾も厳しく、ついに1816年、永久にイギリスを去った。
 ライン川からジュネーブに赴き、詩人シェリー夫妻と交遊する。そしてシェリーと同行の彼の義妹クレア・クレアモントとの間に一女をもうけた(1817)のち、ベネチア、ローマ、ピサなどイタリアの諸地を転々。この間、グィッチョーリ伯夫人テレーザと交情を深めつつ『チャイルド・ハロルドの遍歴』第3、4編(1816、18)をはじめ、近代的自我の苦悩を描いた『マンフレッド』(1817)以下、『ベッポ』(1818)、『マゼッパ』(1819)、『マリノ・ファリエロ』(1821)、『サーダナパラス』(1821)、『ケイン』(1821)、『天と地』(1823)など、詩劇を精力的に発表したほか、1818年からは未完の長詩『ドン・ジュアン』(1819~24)を書き続けた。22年には、イギリスからきた友人リー・ハントを助けて、『ザ・リベラル』誌を発刊。すでに彼は、イタリアのカルボナリ党の反オーストリア・反教皇運動に関与したため官憲の監視下にあったが、23年7月、トリローニEdward John Trelawny(1792―1881)ら同志とともにギリシアに渡り、トルコの圧制に抗するギリシア独立軍に参加。翌年4月19日、マラリア熱のため、ミソロンギの戦線で客死した。[上田和夫]
『岡本成蹊・熊田精華・岡本隆他訳『バイロン全集』(1995・日本図書センター) ▽中野好夫・小川和夫訳『愛と孤独の遍歴――バイロンの手紙と日記』(角川文庫) ▽阿部知二訳『バイロン詩集』(新潮文庫) ▽上杉文世著『バイロン研究』(1978・研究社出版) ▽E・J・トリローニィ著、渡辺陸三訳『バイロン、シェリー追想記』(1988・渡辺まさ子) ▽東中稜代著『バイロン初期の諷刺詩』(1989・山口書店) ▽楠本晢夫著『永遠の巡礼詩人バイロン』(1991・三省堂) ▽向山泰子著『バイロン巡歴の跡を辿りて』(2002・近代文芸社) ▽アンドレ・モロア著、大野俊一訳『バイロン伝』(角川文庫)』

http://flash.dojin.com/ssplanning/byron/byron_works.html
バイロンの詩
「かのひとは、美わしく行く She Walks in Beauty」
(↑朗読動画、原文、訳文あり)

(※)参考
misanthropist (also misanthrope) n. (formal) someone who does not like other people and prefers to be alone(@LONGMAN)
misanthrope noun (formal) a person who hates and avoids other people(@Oxford)

by arare39 | 2018-05-13 00:06 | 英語 | Comments(0)

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